米粉シフォンケーキに向く粉の確認(軟質米粉・アミロース15%未満と1番ソフトタイプ)

新潟県の指標の記述と、農林水産省の区分との関係を、原文の範囲で確認します。

結論: 新潟県の指標ではシフォンケーキは軟質米粉(アミロース15%未満)向け

新潟県の「新規用途米粉の用途別推奨指標」では、アミロース含有率が15%未満の軟質米粉の用途が、ケーキ(シフォンケーキなど食感の柔らかさを重視するもの)とされています。農林水産省の用途別基準でアミロース含有率が15%未満なのは、1番(菓子・料理用)のソフトタイプです。数値の範囲は重なりますが、2つは別の資料です。

農林水産省の図表2には、シフォンケーキという名前は載っていません。ソフトタイプの用途の例は、柔らかいスポンジケーキとクッキーです。このため、シフォンケーキが1番ソフトタイプ向けだと農林水産省が示している、とは言えません。

新潟県の指標: アミロース含有率による区分と用途

新潟県の指標のアミロース含有率による区分と用途
区分 アミロース含有率 用途(ケーキ)
硬質米粉25%以上ブランデーケーキなど、シロップ等に浸しても形状保持が必要なもの
中質米粉15%以上25%未満スポンジケーキ、ロールケーキなど
軟質米粉15%未満シフォンケーキなど、食感の柔らかさを重視するもの

出典: 新潟県「米粉の用途別基準と新規用途米粉の用途別推奨指標について」(https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/syokuhin/1330290118847.html、2022年4月11日更新)。原文を取得して確認。確認日2026-10-11。

県の指標は、粒度(75μm以下が概ね80%以上)、でんぷん損傷度(概ね12%以下)、水分含有率(15%以下)も定めています。損傷度の測り方が農林水産省と異なるため、数値は直接比べられません。詳しくは用途別基準の比較表にまとめています。

農林水産省の区分との対応の読み方

農林水産省の1番ソフトタイプと新潟県の軟質米粉の比較
項目 農林水産省 1番ソフトタイプ 新潟県 軟質米粉
アミロース含有率15%未満15%未満
用途に書かれた菓子柔らかいスポンジケーキ、クッキーシフォンケーキなど食感の柔らかさを重視するケーキ
シフォンケーキの記載なしあり

ソフトタイプとミドルタイプの違いは1番ソフトタイプと1番ミドルタイプの違いで確認できます。

銘柄の確認: メーカーがシフォンケーキを挙げている例

日清製粉の業務用「ふわり」は、公式サイトにロールケーキ・クッキー・シフォンケーキの用途が書かれています。一方、農林水産省の区分(1番・2番・3番)は表記されていません(確認日2026-10-09)。用途の記載があっても、区分の表記がない銘柄を、当サイトが1番ソフトタイプと判定することはしません。銘柄ごとの表記は銘柄を調べるの一覧で確認できます。

このページには、シフォンケーキの配合や作り方は書きません。作りたい菓子から区分を探すには作りたいものから探す逆引き表を使ってください。

よくある質問

米粉のシフォンケーキには、どの区分の粉が向きますか

新潟県の指標では、アミロース含有率15%未満の軟質米粉です。農林水産省の区分でいえば1番ソフトタイプと数値の範囲が重なりますが、農林水産省の図表2にシフォンケーキは載っていません。

軟質米粉は、1番ソフトタイプと同じものですか

同じと言い切れる資料はありません。アミロース含有率の範囲(15%未満)は同じですが、損傷度の測定法など他の項目の基準が異なります。

袋に「ケーキ用」とあれば、シフォンケーキに使えますか

用途の書き方はメーカーごとに異なり、シフォンケーキを挙げているかどうかは銘柄ごとに確認が必要です。区分の表記がない銘柄は、当サイトでは区分を判定しません。