図表1: 国内の米のカドミウム基準値
農林水産省の「食品中のカドミウムに関する基準値」のページは、日本の基準を次のように説明しています。
| 項目 | 資料の記載 |
|---|---|
| 現在の基準 | 食品衛生法にもとづくコメのカドミウムの規格基準は「玄米及び精米で0.4 ppm(1 kgに含まれる量が0.4 mg)以下」 |
| 改正と施行 | 平成22年4月に改正し、平成23年2月末日に施行 |
| 改正前の基準 | 「玄米で1.0 ppm未満」(昭和45年10月設定) |
| 基準の根拠 | 食品安全委員会が、一生涯摂取し続けても健康に悪影響が出ない量(耐容摂取量)を1週間あたり体重1 kgあたり7 μgと評価した結果にもとづく |
この資料に書かれている対象は「玄米及び精米」です。米粉に別の数値があるかどうかは、このページの資料からは読み取れないため、本ページでは米粉の国内の数値を示しません。
出典: 農林水産省「食品中のカドミウムに関する基準値」。確認日2026-10-06。
図表2: コーデックス委員会とEUのコメ・米粉のヒ素の基準値
農林水産省の「国際機関や諸外国が設定している基準値など」(令和5年3月26日更新)は、食品中のヒ素について、コメ関係の基準値を次のように載せています。数値はいずれも無機ヒ素です。
| 設定した機関 | 品目 | 無機ヒ素の基準値 |
|---|---|---|
| コーデックス委員会 | 精米 | 0.2 mg/kg |
| コーデックス委員会 | 玄米 | 0.35 mg/kg |
| EU(2023年3月26日から適用) | 精米(パーボイルドライスを除く) | 0.15 mg/kg |
| EU(同上) | パーボイルドライス・玄米 | 0.25 mg/kg |
| EU(同上) | 米粉 | 0.25 mg/kg |
コーデックス委員会の表には、米粉の項目はありません。米粉の数値が載っているのは、この資料ではEUだけです。パーボイルドライスとは、もみ米または玄米を吸水させてから加熱して完全に糊化し、乾燥させたものです。同じ資料は、輸出に携わる人は原典や各国の当局で最新の状況と基準値が適用される食品の範囲を確認するよう求めています。
出典: 農林水産省「国際機関や諸外国が設定している基準値など」(食品中のヒ素)。確認日2026-10-06。
確認の順番
本サイトは基準値の整理のみを行い、個別の米粉や製品が基準を満たすかの判定はしません。確認するときは、次の順に進めてください。
- 国内で流通させる米粉は、原料のコメ(玄米・精米)に食品衛生法のカドミウム基準値(0.4 ppm以下)があることを確認する。
- ヒ素については、国内の基準の有無を厚生労働省・消費者庁の最新の資料で確認する(本ページの資料では確認していません)。
- EUへ輸出する米粉は、EUの原典で、無機ヒ素の基準値(0.25 mg/kg)と適用範囲を確認する。
よくある質問
米のカドミウムの基準値はいくつですか
食品衛生法にもとづき、玄米及び精米で0.4 ppm(0.4 mg/kg)以下です。平成23年2月末日に施行され、それまでは玄米で1.0 ppm未満でした。
米粉にもカドミウムの基準値がありますか
農林水産省の資料に書かれている対象は玄米及び精米です。米粉については、この資料から読み取れないため、最新の告示を厚生労働省などで確認してください。
米粉のヒ素の基準値はいくつですか
農林水産省の資料では、EUが米粉の無機ヒ素を0.25 mg/kgと定めています(2023年3月26日から適用)。コーデックス委員会の表には米粉の項目はなく、精米0.2 mg/kg、玄米0.35 mg/kgです。
各回答の出典は本ページ内の図表の出典と同じです(確認日2026-10-06)。