海外の米粉の規格と日本の用途別基準の違い(Codexの米規格の適用範囲・輸入米粉の表示の確認)

国際規格の適用範囲と、日本の用途別基準との関係を、原文で確認できた範囲だけ整理します。

結論: Codexの米の規格は米粉を対象にしておらず、日本の用途区分とは別の物差し

国際食品規格委員会(Codex)の「米の規格」(CXS 198-1995)は、適用範囲を「玄米、精米、パーボイルド米」とし、「米から作られた他の製品やもち米には適用しない」と定めています。米粉は米から作られた製品なので、この規格の対象外です(2026-10-10、原文で確認)。

日本の用途別基準(1番・2番・3番)は、米粉そのものの粒度やアミロース含有率などを用途ごとに示した農林水産省の基準で、Codexの米の規格とは対象も項目も異なります。両者を数値で対応づけることはできません。区分の中身は米粉の用途別基準の数値一覧で確認してください。

Codexの米の規格と、日本の用途別基準の比較

Codexの米の規格と日本の用途別基準の比較
項目Codex 米の規格(CXS 198-1995)日本の米粉の用途別基準
対象玄米・精米・パーボイルド米。米から作られた他の製品ともち米は対象外米粉(用途ごとに1番・2番・3番)
水分の項目最大15%(質量比)。仕向け先の気候や輸送・保管期間により、より低い値を求めてよいとされている用途区分ごとの水分含有率の基準あり(数値は用途別基準)
表示包装済み食品の表示に関するCodex一般規格(CXS 1-1985)に加え、製品名は規格の定義に従う食品表示の制度に従う。袋の用途の表記の確認手順は表示の読み方にまとめている

出典: Codex Alimentarius「Standard for Rice」CXS 198-1995(FAO掲載の英語版)。日本側は農林水産省の用途別基準と当サイトの各ページ。確認日2026-10-10。水分の数値は、国内の米粉の基準と直接比べるための値ではありません(対象の食品が異なります)。

参考: Codexには小麦粉の規格がある

Codexには「小麦粉の規格」(CXS 152-1985)があり、普通小麦などから作った小麦粉を対象に、水分は最大15.5%(質量比)などを定めています(2026-10-10、原文で確認)。今回の確認では、米粉を対象にしたCodexの規格は見つかりませんでした。「国際規格がない」と言い切るには全規格の一覧の確認が必要なため、ここでは確認できなかったという範囲にとどめます。

輸入米粉を買うときに袋で確認すること

  1. 原材料名と原産国: 米のみか、他の穀物や添加物が混ざっていないかを見ます。表示の定めは米粉製品の原材料名の書き方と原料原産地表示を参照してください。
  2. 用途の表記があるか: 海外の商品には、日本の1番・2番・3番に当たる表記はありません。「パン用」などの語があっても、日本の区分と同じとは判断できません。袋に粒度やアミロース含有率の数値があるかを確認します。
  3. 期限と保存方法: 表記の書き方は商品ごとに違います。読み方は賞味期限と保存方法の表示の読み方を参照してください。
  4. 関税と分類: 輸入する側の手続きは米粉・米粉調製品の輸入と関税にまとめています。

よくある質問

海外の米粉の「パン用」は、日本の2番に当たりますか

対応づけはできません。日本の2番は農林水産省の基準の区分で、海外の商品の用途表記は各社の表現です。手元の袋に数値の記載がなければ、メーカーに問い合わせて確認します。

Codexの米の規格は、もち米の粉にも使えますか

規格は、もち米と米から作られた他の製品を適用範囲から外しています。したがって、もち米の粉にも米粉にも適用されません。

この記事で確認していないこと

出典: Codex Alimentarius CXS 198-1995、CXS 152-1985(FAO掲載の英語版)。確認日2026-10-10。

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