米粉の表示用語5種の意味と保証しないことの早見表

米粉の袋で見かける「米粉100%」「ノングルテン」「グルテンフリー」「小麦不使用」「製菓用」「製パン用」が、何を意味し、何を保証しないかを、農林水産省・消費者庁の公表資料で確かめられた範囲だけで横並びにしました。

図表1: 表示用語ごとの意味・根拠・保証しないこと・見る場所

米粉の表示用語ごとの意味、根拠となる制度、保証しないこと、見る場所、出典
用語意味根拠となる制度保証しないこと見る場所出典(確認日)
米粉100%原材料が米粉だけであることを強調する表示。農林水産省のQ&Aは、小麦由来のグルテン等を使ったミックス粉では「米粉100%」と強調表示するべきではないとしています。農林水産省「米粉・米粉等加工品の表示に関するQ&A(第二弾)」。グルテンを使う場合の「グルテン(小麦を含む)」表示は省略できないとされています。グルテン含有量の数値、用途区分(1番・2番・3番)、小麦アレルギーへの安全性は示しません。原材料名の欄小麦アレルギー表示(確認日2026-09-28)
ノングルテングルテン含有量1ppm以下の米粉製品に使う日本独自の用語。表示には「ノングルテン(Non-Gluten)」と、1ppm以下である旨を付記し、第三者機関の検査を受けるものとされています。農林水産省の米粉製品の表示ガイドライン(2017年)。認証は日本米粉協会のノングルテン認証と、2020年10月制定の製造工程管理JAS(JAS0014)の2つです。用途区分(1番・2番・3番)は示しません。個々の製品を食べてよいかの判断も示しません。パッケージの認証マーク・JASマーク農林水産省「米の特性」内 米粉のグルテンフリーとノングルテン、農林水産省「ノングルテン米粉について」、ノングルテン認証・製造工程管理JAS(確認日2026-10-08)
グルテンフリーグルテン含有量20ppm以下を基準とする欧米の表示。農林水産省はノングルテン(1ppm以下)をこれと差別化した用語と説明しています。欧米の基準(FDA・EC等)。日本の法令でこの用語が定義されているかは、当サイトでは一次資料で確かめられていません。1ppm以下であること(ノングルテン)は示しません。パッケージの表示と、メーカーが示す含有量の基準農林水産省「米の特性」内 米粉のグルテンフリーとノングルテン(確認日2026-10-08)
小麦不使用原材料に小麦を使っていないという事業者の説明。ノングルテン認証の要件には「小麦(特定原材料)不使用であること」が含まれます。この用語だけを定義した法令や公的ガイドラインは、当サイトでは一次資料で確かめられていません。認証や検査の根拠がない表示だけでは、グルテン含有量の水準は分かりません。原材料名の欄、アレルゲン表示、認証マーク農林水産省「米の特性」内 米粉のグルテンフリーとノングルテン(認証要件の項、確認日2026-10-08)
製菓用・製パン用メーカーが付ける用途の呼び名。農水省の公式な区分(1番=菓子・料理用、2番=パン用)とは別のものです。農水省の用途別基準は区分名と数値で示され、「製パン用」という文言だけでは2番と言えません。1番・2番・3番のどれかは示しません。グルテンを含まないことも示しません。区分名・数値の表記、推奨マーク、メーカー公式サイト表示から用途区分を確認する手順、用途別基準

銘柄の良し悪しは評価していません。「確かめられていません」と書いた箇所は、2026-10-08に農林水産省のページと消費者庁の検索結果を確認しても該当する定義が見つからなかった範囲です。定義がないという意味ではありません。

使い分けの手順

  1. 小麦が入っているかは、用語ではなく原材料名の欄とアレルゲン表示で確かめます(米粉製品の小麦アレルギー表示)。
  2. グルテン含有量の水準は、「ノングルテン」の認証マーク・JASマークの有無と、メーカーが示す基準(1ppm以下か20ppm以下か)で確かめます(ノングルテン認証・製造工程管理JAS)。
  3. 1番・2番・3番の区分は、区分名と数値の表記で確かめます。「製菓用」「製パン用」だけでは分かりません(表示から用途区分を確認する手順)。
  4. 袋全体を順に見るときは袋の表示を見る順番のチェックリストを使います。

本サイトは表示のルールを整理する情報提供のみを行い、個別の製品を食べてよいかの判断や医療的な助言はしません。

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